劇団民藝

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2019年上演作品

新・正午浅草荷風小伝

作・演出=吉永仁郎 演出補=中島裕一郎

2019年4月17日(水)~28日(日)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

文化庁 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

beyond2020プログラム

後援:市川市 協力:紀伊國屋書店 三田文学会 胡桃堂喫茶店
(株)市進ホールディングス NPO法人寺島・玉ノ井まちづくり協議会
市川案内人の会

永井荷風生誕140年 没後60年

明治・大正・昭和の三代にわたって文豪として名をはせ、文化勲章を受章した永井荷風〔1879-1959〕。ひかげの女性を描いた小説を数多く書きましたが、その日記「断腸亭日乗」には軍政府への批判を書きつらねました。
戦後は千葉県市川市に移り住み、その自然と風情を愛します。家族をもたず、ときに独り暮らしのさびしさを日記に記した荷風ですが、自分らしい晩年を望み、最期も独居老人の孤独死をみずから選びます。個人の自由を求め、自分らしく生きた半生を、老後と過去とを行き来しながらユーモラスに描きます。

» 永井荷風生誕140年 没後60年インフォメーション

  • 新・正午浅草
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あらすじ

昭和32年秋の昼下がり、市川市八幡。独りで暮らす77歳の荷風が、書斎にもち込んだ七輪に木片をくべて、野菜入りの自称釜飯をつくっている。そこへかつての愛妾お歌が久しぶりに訪ねてくる。
お歌はわびしさに驚くが、荷風は2千万円の預金通帳を入れたカバンを置き忘れたことも面白おかしく語ってみせる。思わずお歌の視線はカバンへ。思い出話はやがて40年書きついだ日記へと移り、名作「濹東綺譚」の娼婦お雪との日々がよみがえる……。

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キャスト

永井荷風(本名は壮吉)水谷貞雄
若い男(カメラマン)みやざこ夏穂
福田トヨ(近所の女)田畑ゆり
お歌(荷風の昔の妾)白石珠江
お雪(玉の井の娼婦)飯野 遠
永井久一郎(荷風の父)伊藤孝雄
老人(荷風の友人)松田史朗
喫茶店の女給<ダブルキャスト>高木理加
 〃 長木 彩
菊池寛富水倉吾
中年の新聞記者佐々木 研
若い新聞記者大中耀洋
壮士風の男梶野 稔
浅草の踊子4人(声だけ)吉田陽子
 〃 笹本志穂
 〃 金井由妃
 〃 増倉佑美
 
猫(鳴声) 

スタッフ

装置堀尾幸男
照明前田照夫
衣裳宮本宣子
効果岩田直行
舞台監督風間拓洋

スケジュール

2019年4月17日(水)~28日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)

4月 17
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13:30   B A
B
A
B A B     B
A
18:30 A               A B    
  • 開場・チケット受付は1時間前からです。
  • ◎19日(金)終演後、アフタートーク(柳澤真美子:市川市文学ミュージアム学芸員)
  • ★20日(土)終演後、バックステージツアー
  • ☆21日(日)・27日(土)終演後、出演者との交流会
  • アフタートーク、交流会、バックステージツアーいずれも参加無料、予約不要です。他日ご観劇の方でイベントにご参加の方は、お持ちのチケット(もしくは半券)をご持参のうえ終演時間に劇場ロビーへお越しください。
  • 劇場ロビーにて荷風パネル展と公演パンフレット・荷風グッズ販売
  • 土日に限り無料託児所をご用意しております。ご利用の際には事前に劇団までご連絡ください。
  • ダブルキャスト A=高木理加、B=長木彩

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿南口)のアクセスマップ

  • JR新宿駅「新南口」より徒歩5分・「南口」より徒歩8分/JR代々木駅「東口」より徒歩5分
  • 地下鉄副都心線 新宿三丁目駅「E8出口」より徒歩5分

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上演記録

上演地会場上演期日上演回数お問合せ
新宿紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA2019年4月17日~28日12回劇団民藝 044-987-7711

計12回